リフォームとリノベーションの違いを理解しましょう。
リフォームとリノベーションの違いは何でしょう。二つの違いを聞かれて明確に答えられる方は少ないのでしょうか?
「小さな工事がリフォーム?規模の違い?」
「間取りを変更するのがリノベーション?」
両方ともよく聞く言葉ですが、実際にリフォームやリノベーションをおこなうには知っておいたほうが良いですので、 混同しやすいのでどのように違うのか見ていきましょう。
リフォームとは
リフォームは古くなった住宅の昨日を取り戻し新築に近い状態に回復することを指します。 リフォームは英語で「改正する・改善する」という意味を持っています。
「壊れてしまったり、汚れてしまったりしたものを元の状態に改正する」という意味で捉えるとわかりやすいかと思います。
住宅 も経年変化やものをぶつけて壊してしまったものを修理したり、
剥がれてしまった塗装を新たに化粧直ししたり、
給湯器などの設備を修繕、交換したりすることを指しています。
リノベーションとは
リノベーションは、建物に大規模な手を加え、今の住宅に新しい機能を付け加えたり、新築のときより向上させ、使いやすさを改善させることをさします。
リノベーションは英語で「修復・刷新」という意味を持っています。
「元の状態を回復しつつも、新しい機能や使いやすさを追加し改善させる」という意味で捉えるとわかりやすいかと思います。
修繕や修理に加え、家族構成の変化や生活環境の変化にともない、子供が巣立ったことを期に、LDKを広くして、部屋数を減らしたり、逆に同居の息子に孫ができたから部屋数を増やしたり、部屋を一つ増床したりすることを指しています。
自然派リノベーションとは
機能面で内装材などを化学物質化敏症やシックハウス症候群の人たちが住めるようにすることもリノベーションに該当します。
化学物質化敏症の人は、ほんの少しの接着剤や塩化ビニールに反応してしまい、住む場所にも困るような状況です。
その化学物質をすべて排除するには、壁も屋根も床もすべて剥ぎ取り、構造だけの状態やもしくは構造も一度分解し、基礎を耐震仕様に変更し 、接着剤も接着剤の起源のニカワやこんにゃくのりを使用し、「クロス」と呼ばれる壁紙も和紙を使用しこんにゃく糊ではり、たたみも昔ながらのイグサの無農薬栽培、無肥料栽培の使用、床も国産木を使用し、輸送時には輸入木のように殺虫剤を使用せずに保管したりしています。
断熱剤に関しても、セルローズファイバーやウールを使用し、体に影響しないように作っていくことを指します。
リフォームとリノベーション二つの違いは
リフォームは 「元の状態に戻すこと」、リノベーションは「新しい機能を追加すること」を言います。
現在の日本の住宅は95パーセント以上で塩ビ素材や接着剤が使われていますので、こういった病状を持つ人には住めません。そしてこういった症状を発症する人は年々増えているのも事実です。
健康思考の人もふえ、多くの人が自然派リノベーションも選択肢の中に入れることになるでしょう。